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ポーカーのポジションとは?ポジションごとのプレイ順や優位性も解説

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ポーカーで勝率を上げるためには、「ポジション」という概念を理解し、ポジションごとに適した行動をとることが重要です。

しかし、ポジションは専門用語で構成されていることもあり、「覚えるのが難しい」と考えている初心者も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、ポーカーの各ポジションについて解説します。ポジションごとの有利不利や、考えるべき戦術などについても解説しているので、ポーカーを始めたてて勝率を上げたいと考えている方はぜひご覧ください。

ポーカーのポジションとは?有利不利はある?

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ポーカーのポジションとは、テーブル上での座席順やアクションの順番を指す用語です。ポジションによって得られる情報量やブラフの難易度が変わるので、ポーカーにおいては勝敗を左右する重要な要素になります。

ポジションは1ゲームごとに時計回りで変わっていくため、ゲームごとにポジションを踏まえた戦術の立案が必要です。ポーカーを自分に有利に進めたいのであれば、各ポジションの性質を理解し、適切な戦術をとることが重要になります。

インポジションとアウト・オブ・ポジションとは

インポジションとは、自分が相手より後にアクションを起こせる状況を指します。相手のベットやチェックを見極めた上で適切なプレイが可能なので、基本的にはインポジションの方が有利です。

一方、アウト・オブ・ポジションは相手より先にアクションをする状況を指します。アウト・オブ・ポジションの場合は自分よりインポジションの相手に対して情報を与えることになるため、より慎重なプレイが必要です。

以上のような性質から、ポーカーのポジションは原則として順番が早いほど有利になります。行動順が遅く、自分からみてインポジションの相手が多いほど、チップを失うリスクが高くなるので注意しましょう。

ポーカーは基本の専門用語が非常に多く、全く知識がない場合はルールを読むのも一苦労でしょう。初心者の方は下記の記事を一読してからの方が理解しやすくなるのでおすすめです。

ポーカーのポジションは?大きく分けると4種類

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ポーカーのポジションは大きく分けて以下の4種類に分類できます。

  1. ブラインドポジション(BP)
  2. アーリーポジション(EP)
  3. ミドルポジション(MP)
  4. レイトポジション(LP)

上記のポジションはそれぞれさらに細分化することが可能で、プレイ人数が増えるほどポジションが多くなります。それぞれのポジションについて、詳しく見ていきましょう。

ブラインドポジション(BP)

ブラインドポジション(BP)は、テーブル上で強制的に「ブラインド」という、ゲームへの参加費用として最低ベット額を支払う役割を担うポジションです。より細分化すると、以下の2種類のポジションが存在します。

スモールブラインド(SB) ディーラーボタン(BTN)の隣に位置する。
BBの半額を強制的にベットしなければいけないポジション。
ビックブラインド(BB) SBの左隣に位置する。
ゲーム開始時にブラインドをベットする必要があるポジション。

それぞれのポジションについて詳しく解説します。

スモールブラインド(SB)

スモールブラインド(SB)BTNの左隣に位置するポジションです。手札が配られた一番最初のベッティンググラウンド(プリフロップ)では、ビッグブラインド(BB)の半額を強制的に支払います

プリフロップにおいてはBTNの後にアクションできますが、フロップ以降は最も早く行動をしなければいけません。他のポジションから見るとアウト・オブ・ポジションになるため、勝利するためには戦略的な行動が必要になります。

具体的には参加ハンドの厳選や、プリフロップ段階で強気にレイズし、全員をフォールドさせるスチールの検討が有効です。

ビックブラインド(BB)

ビッグブラインド(BB)はSBの左隣のポジションです。プリフロップではテーブルで決められたブラインド額を強制的にベットすることになります。

フロップ以降はSBの後にアクションすることになるため、ほとんどのプレイヤーから見てアウト・オブ・ポジションになるのがデメリットです。一方で、プリフロップでは最後に行動することになるため、他のポジションよりも有利になります。

また、最初に大きめの金額をベットすることになる都合上、ポットオッズが良くなるケースが多いのも特徴です。

アーリーポジション(EP)

アーリーポジション(EP)は、ブラインドポジションの後にアクションするポジションです。基本的にはアンダーザガン(UTG)のみが該当します。

プリフロップ時には基本的に最初に行動することになる上、フロップ以降もアクションが早めなので、全ポジションの中でも不利な局面が多いポジションです。そのため、EPでは相対的に強いハンドだけを厳選してプレイするのがセオリーです。

アンダーザガン(UTG)

アンダー・ザ・ガン(UTG)は、BBの左隣に位置するポジションです。プリフロップで最初にアクションを取らなければならず、フロップ以降もアクションが早いため、慎重なプレイが求められます。

例えば、コールした場合は後ろからのレイズに備える必要があり、レイズした場合は相手がフォールドするかコールするか読みにくいのが難点です。

一方で、UTGからのレイズは信頼度が高いと見られることが多いため、うまく立ち回れば心理的な威圧を与えられるでしょう。

ただし、裏を返せばUTGのレイズにコールやリレイズをしてくるポジションは、ハンドが強い可能性が高いので、以降のアクションを慎重に行う必要があります。

ミドルポジション(MP)

ミドルポジション(MP)は、EPとレイトポジション(LP)の中間に位置するポジションです。

アクションの順番も全ポジションの中間程度になるため、ある程度は有利に立ち回れます。しかし、油断して弱いハンドで参加すると、LPのプレイヤーの行動に対応しきれず、チップを失うリスクがあるので注意が必要です。

状況によってはスチールやセミブラフも狙いやすく、実力が大きく反映されやすいポジションといえるでしょう。

レイトポジション(LP)

レイトポジション(LP)はテーブル上で最も遅いタイミングにアクションできるポジションで、以下のように細分化されています。

ハイジャック(HJ) COとBTNの前に位置する。
有利でも不利でもなく、COとBTNの手札を予想しながらプレイしていくポジション。
カットオフ(CO) BTNの1つ前に位置する。
フロップでは最後から2番目にプレイできる比較的有利なポジション。
ボタン(BTN) ポーカーで最も有利だとされるポジション。

LPは大半のポジションから見てインポジションになるため、戦局を有利に運びやすいポジションです。ブラフやスチールといった戦略も取りやすく、弱いハンドでも勝率が高いポジションですが、裏を返せば、LPでいかに勝率を残せるかがポーカーで勝利する上で重要です。細分化されたそれぞれのポジションについて詳しく見ていきましょう。

ハイジャック(HJ)

ハイジャック(HJ)は、BTNから数えて2つ前のポジションにあたり、LPの中では最も早く行動することになるポジションです。

後ろに控えるのがカットオフ(CO)とBTNだけなので、大半のプレイヤーの動向を見た上でアクションできます。ハンドの許容範囲も広いため、比較的積極的に行動することが可能です。

ただし、LPの中では最もアクションが早く、場がレイズやリレイズの応酬になった場合は不利になるリスクもあるので注意しましょう。

カットオフ(CO)

カットオフ(CO)はBTNの1つ前のポジションになります。BTN以外の行動を確認してからアクションできるので、場の状況を見たスチールやブラフを仕掛けやすいのが特徴です。

もしBTNがフォールドすれば最後にアクションするプレイヤーになれるため、ゲームを有利に進められます。一方で、BTNが積極的に仕掛けてくるプレイヤーだった場合は、リレイズを受けるおそれがあるため注意が必要です。

良くも悪くもBTNの行動の影響が大きく、強気な行動をしつつリスクに備える必要がある刺激的なポジションであるといえるでしょう。

ボタン(BTN)

ボタン(BTN)はディーラーボタンとも呼ばれ、ポーカーで最も有利とされるポジションです。プリフロップではBPを除いたポジションの後に行動可能な上、フロップ以降は最後に行動することになるため、最適な判断を下しやすいのがメリットです。

ブラフやスチール、バリューベットといった戦術の展開もしやすく、手堅く利益を積み上げられるので、BTNの勝率が最終的な勝率につながるといえるでしょう。ただし、BTNが積極的に攻めてくることを逆手に取った戦術もあるので注意が必要です。

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【9maxポーカー】9人プレイの際の3つの追加ポジションとは?

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最大9人でポーカーを行う9maxの場合は以下のようなポジションが追加されます。

  1. UTG+1
  2. MP+1
  3. ロージャック(LJ)

それぞれのポジションについて詳しく解説します。

UTG+1

UTG+1は、名前の通りUTGの直後に追加されるポジションです。EPに分類され、プリフロップ、フロップの双方で不利なポジションであるUTGの直後に位置する性質上、UTG+1も慎重なプレイをしなければいけません。

アウト・オブ・ポジションのレイズやリレイズにさらされるリスクが高いため、UTGと同様ハンドの厳選が必要になります。また、レイズの信頼性についてもUTGよりは劣るため、注意が必要です。

一方、UTGからのレイズに対してリレイズする場合などは、相手からハンドが強いと判断されやすいため、うまく立ち回ることでプレッシャーを掛けられます。

MP+1

MP+1はMPの直後に追加されるポジションです。基本的にはMPと同じような立ち回りを行うことになりますが、人数によってはLPとして見ることも可能なポジションなので、ある程度積極的に仕掛けられます。

MPと同様、状況次第で柔軟に戦術を変える必要があるため、実力が反映されやすいポジションと言えるでしょう。

ロージャック(LJ)

ロージャック(LJ)は、HJの直前に位置するポジションです。9人以上のテーブルではMPとLPの中間的な役割を持ちます。基本的にはMPの延長と捉えられることが多く、他のMPと同様、実力で成果が変化しやすいポジションです。

ただし、MPやMP+1よりは多くのプレイヤーがインポジションになるため、LP的な立ち回りもしやすくなっています。

【6max/HU】ポーカーのポジション


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6人でプレイする「6max」や2人で行う「HU(Heads Up)」の場合、従来のフルリングのポーカーと比べるとポジションが大きく変化します。

基本的にはプレイヤーが少ない分、アクションが頻繁に自分に回ってくるため、よりポジションを意識したアクションが必要です。それぞれのゲームで採用されるポジションについて解説します。

6人でポーカーをする6maxのポジション

6maxではプレイヤー総数が少ないため、フルリングに比べてシンプルな配置になります。6maxの一般的なポジショニングは以下の通りです。

  1. スモールブラインド(SB)
  2. ビックブラインド(BB)
  3. アンダーザガン(UTG)
  4. ハイジャック(HJ)
  5. カットオフ(CO)
  6. ボタン(BTN)

参加人数が少なく、偶数になることから、MPは省略されることが多いです。

フルリングと比較すると、前半のポジションでもハンドレンジを広めに設定せざるを得ないため、激しいレイズの応酬などが起きやすくなります。また、積極的なスチールを狙う戦略が有効になることが多いです。

2人でポーカーをするHUのポジション

HU(Heads Up)は1対1の対戦形式で、他の形式とはルールが異なります。具体的にはSBとBBのみのゲームとなり、SBが常にBTNを兼ねるのが特徴です。

その上で、プリフロップではSBが先にアクションし、フロップ以降はBBが先にアクションすることになります。ゲームごとにインポジションとアウト・オブ・ポジションが入れ替わるため、頻繁な戦術の切り替えが必要です。

また、ハンドレンジについては6max以上に広くなる傾向にあるため、ブラフについてはより戦術的に行わなければいけません。加えて、レイズやリレイズの応酬も発生しやすいため、プレイヤーの力量が特に反映される形式といえるでしょう。

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【プリフロップ/フロップ】ポーカーのプレイ順番とは?

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ポーカーではポジションによってアクションの順番が変化します。アクションの順番はプリフロップとフロップで異なるので注意が必要です。それぞれのプレイ順について詳しく解説します。

プリフロップの順番

プリフロップでは、まずSBとBBが強制的にブラインドを支払い、続いてUTGから時計回りにアクションが行われます。

つまり、プリフロップではUTGが最初にアクションを行い、最後にアクションを行うことになるのはBBです。SBとBBはフロップ後に他のポジションよりも先に行動することになるため、プリフロップで優位を取ることが重要になります。

フロップ後の順番

フロップ以降は、SBから順番にアクションを行い、BTNが最後に動くことになります。BTNまでアクションが完了したら、再度SBからアクションが開始されるのが通常の流れです。BTNがベットを仕掛けると、他の全員が再度判断を迫られるため、スチールが成功しやすい状況が生まれます。

逆にSBやBBのような先に行動するポジションは、相手の動きを確認できずにベットやチェックを行うことになるため、判断がシビアになりがちです。

 

ポーカーのポジションごとの優位性

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先述の通り、ポーカーではポジションごとの優位性を把握することが重要です。特に影響が大きいのがハンドレンジです。

ハンドレンジとは、ハンドと呼ばれる最初に配られる2枚のカードの組み合わせの中で、強く動ける範囲のことを指します。

ハンドレンジには絶対的な正解はありません。プレイヤーによってハンドレンジが狭い「タイトレンジ」で考える人と、ハンドレンジが広い「ルースレンジ」で考える人がいます。ハンドレンジが広いポジションでは、比較的弱いハンドでも積極的な立ち回りが可能なので、場を支配しやすいです。一方で、ハンドレンジが狭いポジションの場合は、自身の勝率が低いことを加味した上でアクションする必要があります。

ポジションによるハンドレンジの傾向について詳しく見ていきましょう。

順番が早いほどハンドレンジが狭くなる

ポーカーでは基本的に、アクションの順番が早いポジションほどハンドレンジが狭くなります。順番が早いほどアクションしていないプレイヤーが多い状態でのレイズやコールとなるため、後続からの反撃を警戒する必要があるのが主な理由です。

特にプリフロップとフロップ以降の両方で早く順番が回ってくるEPは、ハンドレンジが著しく狭くなります。もしハンドレンジが狭いポジションで弱いハンドで参加してしまうと、フォールドの機会が多くなり、無駄にチップを失うことになるので注意が必要です。

順番が遅いほどハンドレンジが広く有利

一方、アクションの順番が遅いポジションの場合は、ハンドレンジが広くなります。特にBTNはプリフロップ、フロップ以降の両方で場の状況を見て行動できるため、弱いハンドでも勝ちやすいです。

特に先行プレイヤーが弱気のチェックやコールに留まっている場合は、ブラフベットを仕掛けることで簡単にポットを獲得できる可能性があります。また、特に強いハンドを持っている場合は、相手からのコールやレイズに対してリレイズするなど、強気なアクションが可能です。

ただし、ハンドレンジを広く保つためには、各アクションの性質を理解する必要があります。アクションの性質を理解せずにゲームに参加してしまうと、ハンドや場を踏まえた適切な行動が取れず、レンジの下限に近いハンドでは勝率が下がるおそれがあるので注意しましょう。

 

 

まとめ:ポーカーのポジションを覚えてゲームを有利に進めよう

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ポジションはポーカーの戦略において、特に重要な概念です。基本的にはアクションの順番が後半のポジションほど有利に立ち回れます。

一方で、前半のポジションではハンドレンジが狭く、慎重な行動が必要になるため、状況によっては損失を抑えるようなアクションも必要になります。

長期的に見たポーカーの勝率を上げたいのであれば、各ポジションの性質を理解し、ハンドレンジや戦略を柔軟に変えていきましょう。

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